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江島神力

江島神力は出穂が遅く二月末迄に成熟しないので裏作品種として不向きである十月上旬播でも二月末迄の成熟が確実とは云えない、又十月上旬播では稲に多少の 障害は免れ難い、新珍子の生育は各地共良好で早播の方が熟期も適良であるが然し本種は小粒で銹病に弱い傾向があり江島神力と共に麩質含量が少い欠点がある 埼玉二十七号は一般に安全な生育を遂げ普通の所で十月下旬糊仔播種に適し稲との関係が頗る好都合である海岸地方は十一月上旬播きでもよく収量も多く品質も 良い、唯本種内地産種子は最後迄出穂せず徒らに青々として元気に分藁のみする株が点々と分離することが多く台湾で精選採種する必要がある如く認められる、 昭和早生の生育も相当良好で十五石位の出来と見てよいものが数多あるが極早生であるため管理の悪い所は頗る見劣りがするこの品種は子実の太いこと麩質含量 の高いこと早播に適せない代りに十一月に入り播けることに特長を示し一石二、三円位高値であろう、以上の如く試作の経過に鑑みると差当り台中州下の裏作小 麦は埼玉二十七号で進むを安全とし之れに昭和早生の特長を加えて善処するこがよいことを示して居る

伊江島では昔から江島神力(えじまじんりき)という小麦が栽培されています。
農薬不使用で栽培にもほとんど手間がかからないこの小麦は、島人の自家用として、味噌や小麦粉(島では「むぎの粉」→「むじぬふ」)として、てんぷら菓子 の材料として親しまれてきました。10年ほど前、ニシノカオリという沖縄の気候にあった中力粉用(パン等に適した)の品種がひとりのおばあちゃんの働きか けで、ほんのわずかな量、手に入りました。
そのニシノカオリは島の土壌と気候に適し、たくさんの収穫をもたらし、今では薄力粉のむじぬふとニシノカオリの2銘柄の産地として、天然酵母パンやイタリアンやフレンチのシェフなど、こだわりの職人達から熱い視線が注がれています。

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